愛知県、名古屋市で活動中のきど塾です。理学療法士、特に慢性痛に
対する治療法セミナーを2013年から行っている集まりです。
最近は、理学療法士も結構、「特化」へと頑張っている人が増えている気がします。
業界の流れとしてもその方向(=専門領域○○普及)へ行きたいみたいですね。
私自身、自分の治療院 = 「背骨・仙腸関節絡み痛、股・膝痛」に特化していますし、
このきど塾ではまさに「背骨」から考える治療メソッドを伝承中。(おおげさですいません 笑)
意外と勘違いし易い事項:
「上手くなってから「特化」を名乗ろう!」
ではいつまでたっても特化ならず、
「私は○○が得意なんです!○○が痛い人がいたらぜひ、紹介してください」
といくと特化されやすい。
たとえ話で言うと、
「お金持ちになったら会社を作ろう!」
ではなれず、
「私はもっと稼ぎたいし、やりたい事がある。なのでとにかく会社をひらく。」
ならなり易い。(あまり良い例えじゃないかな? 笑)
例えば、ある理学療法士(=B君)が、「膝痛」で特化したいとします。
同僚のA君・・・・膝痛の患者さんを1ヶ月に3人診ている
B君・・・膝痛の患者さんを1日に1人は何とか診ている
(B君は日ごろから、同僚、上司、親類、知り合い、既存の患者さんなどに、膝痛
の方がいないか常に声掛けする努力をしている)
2人の累計・・・
A君が1年間に診れる膝痛患者数 = 36名
B君が1年間に診れる膝痛患者数 = 240名(*病院に20日勤務として)
この状態が5年・・・10年続くとして、どちらが膝痛に対して治せる、
対処できるようになるでしょうか?
今日の金言:
「最初から上手い人はいない。たくさん診て→技術をかけ→失敗、成功を繰り返すべし」
今日は特化についてでした。
少しでも参考になれば。
「きど塾 技術セミナー」
~ ヘルニアに対する徒手療法 ~
2017年9月10日 9:30~12:30
定員30名 受講料8000円
場所:調整中(名古屋市内)
kenseitai0607@gmail.comでお申し込みできます。
☆きど塾では、技術だけでなく、今後、理学療法士として世の中を
渡っていくためのメンタリティなども共有中です。もちろん、私(=木戸)
自身、まだまだ修行中の身であり、共に研究していくスタイルです。
*知識、技術、思想などを強要することは決してありません。